インナードライってなかなか気がつきにくくて難儀なものです。
わたし自身、実は長年インナードライ肌だったようなのですが、わたしのような方は他にもたくさんいるようで。女性の7〜8割くらいは実は隠れインナードライ肌ではないかと言われているほどなんだそうです。
でもインナードライってなんでなるの?どうすれば良いの?インナードライの原因を中心に、わたしが実際にインナードライ肌なんだ!と気がついた経緯と改善した対策についてまとめてみました。
インナードライって結局何なの?という原因と対策を確かめたいという方に参考にしてもらえるとうれしいです。
このページの目次
インナードライ肌になる原因は、肌のバランスが崩れること。つまりは乾燥
インナードライ肌の原因はズバリ、肌の内部で皮脂と水分のバランスが崩れてしまうことにあります。

肌は毎日、いろいろな環境に適用しながら肌が刺激を受けないように守りながら代謝を繰り返してします。肌は空気が乾燥していたりはたまたベトベトに湿気ていたり、紫外線が強かったりホコリっぽかったり、毎日いろいろな環境にさらされています。肌の内部で水分と皮脂がバランス良く保てるようになっていることこそがプリンとした美肌をキープするポイントなのですが、肌はできるだけこの状態をキープしようと環境によって様々な反応を返して健やかさを保とうとしています。
でも、毎日頑張って頑張って適応していても、肌もやっぱり疲れます。
毎日過酷な環境にさらされているうちに、肌も判断が鈍くなってきたり誤解してしまったりして、水分も保てず皮脂も分泌できずにカサカサになったり、逆に水分が足りないのに皮脂が足りないんだ!と誤解して皮脂をドバドバ分泌するようになったりするのです。
この「水分が足りないのに皮脂が足りないんだ!と誤解して皮脂をドバドバ分泌する」状態がずばり、インナードライ肌です。
本当は水分を保つ力を回復させることができずカサカサになっているのに、それを皮脂の分泌でカバーしようとしているのがインナードライ肌なので、肌の内部は乾燥している、というのがとても重要なところ。目の前の皮脂をどんどん取っていっても、悪化させるばかりで何も意味がありません。
インナードライ肌はテカるだけじゃない。キメも乱れるしくすむし大変…
インナードライ肌には、ある日突然パタッとなるわけではありません。
じんわり長期間、肌が水分不足にさらされてなんとか食い止めようと努力してもうまくいかず、苦肉の策で皮脂の分泌を出しはじめて、それが当たり前になって…、と何段階もステップをクリアして表面化してきます。
だから、「あれ?もしかしてインナードライ?」と気がつく頃には、肌はなかなか危機的な状況になっているのです。
- 肌のキメは乱れてハリを失っていることも多いし
- 毛穴が開ききって、ブツブツと目立つようになっていることも多いし
- くすみが取れづらくなってパッとしない肌になっていることも多いし
- 混合肌のようになって大人ニキビに悩まされていることも多いし
- 肌の代謝のサイクルが狂って、肌の回復力がガクンと落ちていることも多いし
インナードライだけでなく、他にもトラブルを抱えているケースが本当に多いです。
そして、自分ではちゃんと対策しているつもりなのになぜか肌が改善しない!どうしたら良いの!!と自分自身も困っている、という肌も大変だし自分も辛いし、という状況に陥ってしまうことがとても多いのが、インナードライ肌の一番大変なところだと思います。
わたしがインナードライ肌だと気がついたのは、スキンケアを変えたこと
そんなわたしも元インナードライ肌。
ちゃんとスキンケアしているつもりなのに、お昼になる頃には毎日鼻はテッカテカ。毛穴も目立つしキメも粗い。なぜか肌がくすんでいるし、「やっぱりスキンケアには手間をかけなくちゃいけないのかしらー?」なんてのんきに考えていました。

細かくあれこれ良いと聞いたことを試してみても、肌が変わる兆しも見えないし。年齢肌なのか!?なんて勘違いまでしていました。
自分の肌がインナードライを起こしていたんだ!とやっと気がついたのは、たまたまこんな内容の記事を目にする機会があったことがきっかけでした。
肌から水分が不足する → 肌がカサカサ、無防備な状態になる→ 健やかな状態を保とうと肌が皮脂を分泌する → でもまだ水分が足りない → もっと皮脂を分泌する
と、肌が危機を感じて皮脂をドバドバと分泌するから鼻がテカってしまうのです。10代の肌はこの限りではありませんが、20代後半以降ならこの肌の水分不足が原因になっている可能性がとても高いです。
それまで自分の肌は「混合肌」だと信じて疑ってもいなかったのですが、年齢を重ねたら誰でも保湿が必要だということを知って、試しに保湿重視のスキンケアをトライアルしてみたのです。そうしたら、あっという間に鼻のテカリが治まって、夕方になってもサラサラの肌に変わりました。
そこでやっと、「混合肌じゃなくてインナードライ肌だったんだ!」と気がついたのです。
インナードライ肌があっという間に改善してしまった抜本的な対策
それからというもの、わたしのスキンケアは基本的に保湿重視です。
この3つのポイントをおさえることで、インナードライ肌をよりしっかり回復させられることも徐々にわかってきました。
- 肌が水分をキープする力が弱っているので、水分ではなく保湿成分を与えること
- 肌の代謝も悪くなりやすいので、肌の栄養になるビタミンC誘導体も一緒に補給すること
- 皮脂が過剰に分泌しないようにするために、肌の表面にとどまれるようになっていること
水分をキープできる保湿成分は主に、セラミド、ヒアルロン酸、スクワランが一般的です。湿度ゼロでも水分を保持し続けられる働きや何倍も水分を抱え込んで離さない働き、もともと肌に親和性があってなじみやすいなど頼れる働きと使いやすさの両方を兼ね備えているのが助かるところ。
これらの成分がしっかり含まれていて、ビタミンC誘導体が入っていること。そして、オールインワンゲルなどではなくきちんとクリームまで使えてケアを肌に物理的に重ねられることを意識して行うことがインナードライ肌を根本から改善していく基本的な対策になります。
あとは細かいところでもありインナードライの原因になっていることに気を配ること。

- 洗顔はゴシゴシ洗いすぎず、もちもち泡で包み込むようにさっと洗うこと
- マッサージなど肌をゴシゴシこすればこするほど乾燥しやすくなる。あまり触らないこと
- 紫外線からのダメージは乾燥にも大敵!年中紫外線対策は欠かさないこと
- あぶらとり紙はもう使わない!皮脂はティッシュで軽く取り除く程度にしておくこと
- 熱すぎるお湯は肌から皮脂をどんどん奪う。肌にあたるお湯は基本的にぬるま湯に
- ゴシゴシこすらなくては落ちないメイクはできるだけ避ける。肌へのやさしさ重視で
- 洗顔してからスキンケア完了までをできるだけ素早く!乾くのを待たないこと
- 代謝を鈍らせる原因になるので、肌も体もできるだけ冷やさないこと
肌を乾燥から守る対策を小さく積み重ねていくことが大切です。
特に、スキンケアのやり方はぜひ1度見直してみてください。肌に水分をつけるとその瞬間から水は肌の水分を奪いながら蒸発していく特徴があります。肌についた水分は素早くやさしく拭き取るか、蒸発してしまわないうちに油分を重ねることが大切です。ベチベチ叩いたりゴシゴシこすったりせず、ゆで卵を扱うようにやさしくケアすることを心がけてみてください。
わたしがあっという間にインナードライを解消できたスキンケアはETVOSの保湿ケア
わたしがインナードライ肌だと気がつくきっかけになった、あっという間にインナードライを解消してくれたスキンケアというのが、ETVOSの保湿ケアです。
- 他のスキンケアにはなかなかない、セラミドだけで6種類が高配合された保湿ケア
- 化粧水、乳液、クリームと重ねるほど吸いつくようなモチモチ肌に変わっていく
- でもベトつかず、肌に刺激も感じない。敏感肌も改善できるほどの力強いサポート力
- ヒアルロン酸やビタミンC誘導体ももちろん配合。保水力を高めるケアができる
- 肌を守るだけじゃない!攻めの保湿で毛穴やくすみ、ハリやキメまでカバーできる

ただの保湿ケアスキンケアかと思ったら実はめちゃくちゃ攻められる、セラミドのパワーを十分に実感できるスキンケアラインです。使い心地もとても気持ちよく、ラベンダーの香りで肌にスーッとなじんでいくのはそれだけでホッと一息つけそうなほど。
しかも、セラミドがしっかり配合されたスキンケア化粧品はとても高いものが多い中、3つセットで使っても税抜き1万円以下、1本3,000円ちょっとで続けられるというのがとても助かります。
ETVOSといえば、肌にやさしいメイクアップで有名なブランドですが…。ただ肌にやさしいだけじゃない皮膚科学に基づいた「ちゃんとした」スキンケアが行えるのが魅力です。
インナードライ肌は原因を制すれば改善できる!
インナードライ肌は肌質というよりも肌に起こっているトラブルです。
混合肌のように肌の一部がベトベト、テカテカになるという見た目以上に肌が深刻なトラブルを抱えていることも多いです。
そして、その原因は自分の毎日の習慣によるところがとても大きいです。
スキンケアを保湿重視でポイントをおさえたものに見直して、自分のスキンケア方法を1から見直すつもりで気を使ってみてください。インナードライを起こす原因さえきちんと解決できれば、きっとあっという間に自然なツヤのある、ほどよく健康的な肌を取り戻せるはずです。